今回は髪の毛が傷んで悩んでいる方に向けて、髪の毛が傷む原因とその対策にして解説していきたいと思います。
女性でも男性でも髪の毛の状態は相手への良い印象を与える上で大事なものなので、どのようなことをすると髪が傷むのか、どうすれば傷まないようにできるかというのを知ってもらえればと思います。
ヘアカラーやパーマで傷む

多くの人が髪が傷むと分かっていてもおしゃれの為にしているヘアカラーやパーマですが、やはり一番髪が傷む原因となるでしょう。
一番良いのは「ヘアカラーやパーマをしない」のが髪の毛にとっては良いのですが、おしゃれな髪型にするためには必要不可欠。
ではなぜ髪が傷むのか?傷みにくくする方法などを解説していきます。
ヘアカラーやパーマで髪が傷む原因とは?
ヘアカラーやパーマの薬剤には髪の毛のキューティクルを強制的に開けさせて髪の内部へと薬剤を浸透させることで髪の色を変えたりパーマのクセをつけたりすることができるのですが、キューティクルが開くということは髪のツヤがなくなったり抜け毛や切れ毛、枝毛が増えたりなどしてしまいます。
特にブリーチなどをして明るいカラーにすればするほど髪への負担がかかってくるので、特に傷みやすい原因と言えます。
傷みを防ぐためにはどうするの?
やはり傷むのは分かっていても、自分のしたい髪色、髪型にするのがモチベーションも上がったり、おしゃれになるので多くの方がしているヘアカラーやパーマですが、髪の傷みを最小限にするためには
- ヘアカラーやパーマをする間隔を大きくあける
- 毎日のヘアケア
この2つを意識することで髪の傷みは少し抑えられるでしょう。
ヘアカラーやパーマをする間隔は最低でも2カ月はあけた方が良いです。
間隔をあければあけるほど傷みが進行しにくくなります。
特にヘアカラーでは同じ部分に何度もせず、伸びてきた部分のみにリタッチすることで傷みが抑えられます。
ドライヤーやヘアアイロンの熱で傷む

毎日お風呂上がりにドライヤーを使って髪を乾かしますが、ドライヤーによる熱でも少なからず髪にダメージがあります。
そしてヘアセットに使うヘアアイロンも熱のプレートを直接髪にあてるので、髪が傷む原因となります。
これは熱によって髪の一番外側にあるキューティクルが変形してしまって髪が傷む原因となるのです。
しかしドライヤーを使って乾かすときに一工夫すると傷みにくくなったり、ヘアアイロンを傷みにくいものに買い替えるだけでダメージを最小限に抑えれます。
髪が傷みにくいドライヤーの使い方
ドライヤーを正しく使って髪を乾かすことで、髪のダメージを最小限に抑えることができます。
髪への負担は「熱」なので、できる限り短時間でかつ高温過ぎない温度で乾かすことが大事。
お風呂上がりに髪を乾かす前にしっかりとタオルドライをしてできる限り水分をとることで、ドライヤーをあてる時間を短縮することができます。
そしてドライヤーを髪に近づけすぎないように気を付けながら、髪の根元付近を狙って乾かすと素早く乾かせます。
乾かしている最中に少し熱いなと思ったら温風から冷風に切り替えて冷やすことでキューティクルが閉じてくれる働きがあるので、冷風は使っていないという方は使ってみましょう。
傷みにくいヘアアイロンを使う
髪の毛に直接高温のプレートとあてるので、ドライヤーを使った時よりも傷みやすくなるのがヘアアイロンです。
しかし毎日のヘアセットに欠かせないので、できる限りダメージを最小限に抑えたいですよね。
方法は大きく分けて2つあります。
- ヘアアイロンでヘアセットする前にヘアオイルやヘアクリームを使う
- 傷みにくいヘアアイロンを使う
1つめの「ヘアアイロンを使う前にヘアオイル等を塗る」というのは↓で解説しているページがありますので、気になる方はご覧ください。
そして2つ目の「傷みにくいヘアアイロン」ですが
ヘアアイロンはプレートのコーティングによって髪への負担がかなり違ってくるので、値段が安いものだとプレートのコーティングがすぐに剥がれてしまう場合があったりするので、できれば値段が高くても高機能なものを選ぶのが良いです。
髪へのダメージを最小限に抑えてくれるおすすめのものはKINUJOというヘアアイロンです。
この「KINUJO」のヘアアイロンのプレート加工は世界初のシルクプレートというのを使っていて、濡れた髪にも使えるというほどなので髪のダメージが気になる方には特におすすめです。
お風呂上がりに濡れた髪を乾かさないと傷む

上記でドライヤーの熱でも髪が傷む原因となると書きましたが、濡れた状態でそのまま髪を乾かさないほうが髪が傷みます。
しかし髪の長い方や毛量が多い方はすぐに乾かすことができず、めんどくさくなってそのまま寝てしまうという方も多いはず。
なぜ濡れている状態で放置していると傷むのかと言うと、髪の毛が濡れている状態というのはキューティクルが開いている状態なので、しっかりと乾かしてキューティクルを閉じてあげないと髪の毛内部の水分まで蒸発してしまいパサつきの原因となるのです。
そして髪の毛だけではなく頭皮にも水分が残ってしまうという状態になるため、抜け毛の原因となったり頭皮トラブルも発生させてしまう可能性が高まります。
ですのでお風呂から上がった後は必ず髪を乾かしてから寝るようにしましょう。
紫外線の影響で傷む

髪のダメージの原因は紫外線にもあります。
顔や腕などは日焼け止めを塗って対策している方が多いかと思いますが、髪への対策はあまりされている方は少ないのではないでしょうか。
髪に紫外線があたるとメラニン色素を分解して黒髪だったのが茶髪っぽくなったり、キューティクルが壊されてしまってツヤ感がなくなったりします。
特に紫外線の影響は晴れの日より曇りの時のほうが強い時があるため、毎日出かける時は髪の毛にもしっかりと紫外線対策をしましょう。
髪の毛に使うスプレータイプの日焼け止めはお出かけする前に簡単に使えるのでめんどくさがりな方でも簡単でおすすめです。
髪が傷むとどうなる?

ヘアカラーやパーマ、正しくドライヤーや使っていなかったり傷みやすいヘアアイロンを使っていたりなどしていると髪の毛は傷んでしまいますが、「傷む」とどのようなことが起こるのか。
一番傷んでいる髪の毛として分かりやすいのが見た目。
傷んでいない綺麗な髪はツヤツヤでサラサラですが、傷んでいる髪の毛はパサつきがあってごわごわしているのが見た目でも分かりやすいです。
見た目でサラサラしていても髪の毛の内部で傷んでいる場合があります。
ヘアカラーを頻繁にしている方は見た目はサラサラでも髪の毛の内部は傷んでいるかもしれないので注意が必要です。
そして髪が傷むと変なクセがついたりして上手くヘアセットできなかったり、ヘアカラーやパーマの持続性がなくなったりします。
完全に髪のダメージを元に戻したい!という方は傷んだ部分をカットできる長さまで待つしかありません。
髪の傷みの治し方
髪に良い食べ物を食べて治す

普段からの食生活でも髪質の改善を期待することができます。
- タンパク質(アミノ酸)
- 亜鉛(ミネラル)
- ビタミン
特に髪の毛の健康に良いとされているのがこの3つです。
どれか1つだけ摂取するのではなくて、3つ全てを一緒に摂取することで効果的です。
タンパク質
髪の毛というのはタンパク質からできているため、これが不足していると髪のダメージが大きくなったり抜け毛や切れ毛の原因となるのです。
- 肉類
- 魚類
- 大豆
- 卵
- 乳製品
これらの多くの食品にタンパク質が含まれていますので、普段から摂取することに気を付けていなくても食べている方がほとんどだと思いますが、これらの食品を積極的に摂取するように気を付けましょう。
もっと手軽に摂取する方法はスーパーやコンビニなどで売っているプロテインバーなどがオススメ。
脂質も少ないのでダイエットにも効果的です。
おやつ感覚で食べれるので忙しい時でも簡単にタンパク質を摂取できます。
亜鉛(ミネラル)
タンパク質を一緒に「亜鉛(ミネラル)」も摂取すると髪の毛の健康に効果的です。
亜鉛というのはミネラルの一種で、ミネラルの中でも髪の毛の健康に最も良いとされているのが亜鉛です。
- 赤身肉
- 牡蠣
- うなぎ
- アボガド
- 乳製品
- 大豆類
タンパク質と同様、亜鉛も多くの食品に含まれているので比較的摂取しやすいでしょう。
特に肉類や乳製品、大豆などはタンパク質と亜鉛を同時に摂取できるので特に効果的です。
摂取するのが難しい方はサプリメントで摂取しても良いでしょう。
ビタミン
ビタミンは髪の毛だけではなく肌にも良いものなので、積極的に摂取したいものの1つ。
タンパク質や亜鉛と一緒にとることで、体内への栄養を吸収させやすくなります。
- ビタミンA・・・ウナギ・レバー・卵黄・ニラ・ほうれん草
- ビタミンB2・・・ウナギ・レバー・納豆・乳製品・ワカメ
- ビタミンC・・・パプリカ・ブロッコリー・キウイ・ケール
- ビタミンE・・・食物油・ほうれん草・ブロッコリー・ナッツ類
これらの中でもビタミンAとビタミンEは脂溶性ビタミンといって体内に蓄積されやすいので大量の摂取するのは良くないので注意です。
一方でビタミンB2やビタミンCは水溶性ビタミンなので必要以上に多く摂取しても体外に排出されやすいので、積極的に摂取してもあまり問題はありません。そして髪の健康に良いだけではなく肌荒れ改善にも効果的なビタミンなので日頃から摂取するように心がけましょう。
亜鉛と同じで毎日摂取するのが難しいという方はサプリメントでとるのがオススメ。
ネットやドラックストアですぐ買えます。
トリートメントで修復

一度髪の毛が傷んでしまうと髪の毛をカットいない限り完全には元に戻りませんが、髪の毛のツヤツヤ感はトリートメントで補うことができます。
美容院でヘアカラーやパーマをした後は必ずトリートメントをしてもらいましょう。
市販のトリートメントよりも美容院で行うトリートメントは髪の潤いを修復する成分の効能が高いため、定期的にしてもらうのがおすすめです。
自宅でヘアカラーをした場合も、普段よりもしっかりと全体になじませるようにつけるのが良いでしょう。
まとめ
今回は髪の毛が傷む原因について解説しました。
髪の傷みが気になっている方で今日からでもできる対策としては、髪が濡れた状態のままで放置しないこと。
ちゃんとお風呂上がりに髪を乾かしていても髪が傷んでいるという方は、ヘアカラーであったりヘアアイロンや紫外線、食生活が原因かもしれません。